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必要とされること

                      『必要とされること』
  
                                                     矢野 英樹氏

 今年、詩人・童話作家として有名な「宮沢賢治」の特集をテレビで偶然観ました。

 宮沢賢治といえば、これまで代表作「雨ニモ負ケズ」から連想させる風景から、貧しい
農家に生まれながらも、苦労の末、才能を開花させ成功を手に・・・。といった風に
思っていましたが、そうではないことを今更ながら知りました。

 彼は、わりと裕福な家(質屋)の出身でしたが、家業は継がず、農業学校の教員になり
ます。周りの農村の人達は、天候が日々の暮らしを大きく左右するくらい貧しい状況
でした。彼らの助けとなるよう、いろいろな活動をしますが、教員の立場からの救済は
できないと考え、教員を辞して、自ら農民となり、肥料などの農業技術指導にあたり
ます。また、晩年彼は、ある砕石工場で石灰のセールスマン(工場の原料を農村へ安く
肥料として提供する為)となり、奔走するなか、病に倒れます。

 賢治は、貧しい農家の人々を、凶作による飢饉から助けたい思いと、一方で、他者
から必要とされる人でありたいと望んでいたのではないか?そう考えます。


 私は、仕事をする上で、お客様・会社・同僚から『必要とされる人』になりたいと
思っています。また、そう思っている人も少なくないと思います。
しかし、『必要とされる』ことは容易でなく、賢治がそうだったように困難だと思います。

 みんなが、日々それに近づく努力をする。考える。そんな集団ができれば、最高なん
じゃないでしょうか?