グラスの視点 No.39 「読書のススメ」
「孤独のすすめ」 --人生後半の生き方-- 五木寛之 著 (中公新書ラクレ) 直木賞「蒼ざめた馬を見よ」 吉川英治文学賞「青春の門」など
『孤独というのは独りになるのではなく「和して同ぜず」の精神。 仲間と共に物事を進めてゆく中にあって均一化せず、されず、 自分を見失わず“自立”が大切である。
同じ「孤」でも、仲間から外れて存在を失う 「孤立」ではなく「孤独」であれと』説いています。
グラス社、創業の精神「始めにグラス社(法人)があったのではなく 自立(律)した個たる個人があり、強い個と個が絆で結ばれ、 法人たるグラス社を創る」
「孤立」ではなく個の独立たる「個独」であれの社是に 通じるものと確信しています。
また「心配停止」という表現で「この国の現実や、自分達の置かれている 状態を考えまいとか、不安であるために心配するのはよそう」と憂いています。
グラス社の社訓にある「Start from 0(ZERO)」は、 「始めにありきなし、全ての可能性を否定しない」と説き、 「会議のための会議」「出張のための出張」の厳禁など “大義”を大切にしています。
超少子・高齢化社会、格差、働き方、緊張を極める国際情勢など 不透明な、不確実な時代を相手の欠点しか見えなくなる 最大の理由である、お互いの「我」を捨てる努力をしつつ 他人を責めず、自分も責めず、むしろ仲間との巡り会いに感謝をし、 “自分作り”に励んで参りたいと心願しております。
異体同心 グラス道推進委員会 |